設備点検で、A種接地(10Ω)の接地母線にクランプメータをあてたところ電流が 10A の表示がでました。
当然ですが対地と機器、ケーブル間の絶縁抵抗値は健全な数値であり、地絡検出もされておりません。この
誘導現象かと想像しますが、このような現象が起こりうる原因、理論について理解しておく必要があると思いこのサイトに問い合わせました。
該当設備の回路図をお示しの上、電流を測定された箇所を明記してください。 接地「母線」の電流をクランプメータで測定したのであれば、メーターを挟んで母線の右側から左側(または上側から下側)へ流れているわけですから、母線と大地(もしくは接地極または接地網)との接続位置関係も示してください。 それを見てみんなで考えましょう。
TADAさんのご回答に追加です。
接地は実務として非常に難しく、予想外のことが多々発生します。
小職の実務経験として、
➢他接地(C,若しくはD接地)との異種間接地の電位差
➢ケーブルの渦電流による誘導の影響
を経験したことがあります。そこで
◇各種別を分離しているのか、連接接地しているのかご教示ください。
分離していれば、C,D種の電流測定もお願いしたく考えています。
◇ケーブルの渦電流であれば、配電盤内で高圧ケーブル、特高ケーブル近辺に横配線した接地線は
ありませんか。渦電流の影響は思いの他、大です。
その上で、考えていきましょう。
皆で頭を悩ますのも、このサイトの強みと思いますので、是非ご返信ください。
お待ちしています。
アドバイスありがとうございます。
本件、接地抵抗が出にくいエリアです。河川敷付近の現場です。
接地方式は、接地極を複数本打ち込みました。抵抗値が出にくい場所ということで極を30m打ち込んだと聞いております。(メッシュ接地ではありません)
接地抵抗値は、5Ωで良好でした。
電気室内接地端子盤(接地母線)にクランプメータにて測定したところ5A程度の表示がありました。
接地端子盤と接地極間は約50m離れています。
以上少ない情報ですが何かお気づきございましたらご教示ください。