高圧系統の引込柱に VT/LA を内蔵した PAS があり、そこから200m離れた場所にキュービクル(CT内蔵)が設置された設備構成と理解しました。この場合の LA、PAS、キュービクル外箱の保安接地(A種接地)と VT、CT の機能接地が必要になると推定しました。 保安接地については規定では、接地抵抗を10Ω以下にできれば単独接地でも連接接地でも良いが、雷害対策の LA用の接地極は近い場所にすべきです。貴質問中の 2. の LA が引込柱にある場合、キュービクル接地との200m連接接地は避けるべきです。 一方で機能接地の接地抵抗の大きさは選定する保護Ry、補助Ry等の耐電圧と系統の短絡事故電流を考慮して、抵抗値を下げる等の対策・設計が必要です。 また、 規定では接地線の太さの選定はφ2.6㎜以上とありますが、単にφ2.6㎜を選定するのではなく、短絡事故等の事故電流・事故除去時間も考慮して溶断・溶損しないサイズ(安全に通電できるように)を選定することについて検討することも必要です。 (JFEスチール 廣崎記)
Kameda Kazuyuki Edited answer